ほぼ漫画は読まずアニメもあまり見ない方なのですが、私がチャンネル登録している歴史系YouTuberさんが紹介していて気になって見始めた「逃げ上手の若君」。鎌倉幕府が滅亡し、足利尊氏が力をつけていく時代が描かれています。ジャンプで漫画が掲載され、人気が出たのでアニメになったそうです。
あらすじ
時は西暦 1333年、武士による日本統治の礎を築いた鎌倉幕府は、信頼していた幕臣・足利高氏の謀反によって滅亡する。全てを失い、絶望の淵へと叩き落とされた幕府の正統後継者・北条時行は、神を名乗る神官・諏訪頼重の手引きで燃え落ちる鎌倉を脱出するのだった…。逃げ落ちてたどり着いた諏訪の地で、信頼できる仲間と出会い、鎌倉奪還の力を蓄えていく時行。時代が移ろう大きなうねりを、「戦って」「死ぬ」武士の生き様とは反対に「逃げて」「生きる」ことで乗り越えていく。英雄ひしめく乱世で繰り広げられる、時行の天下を取り戻す鬼ごっこの行方は———。(引用:公式サイト)
主人公・北条時行とは
日本史の授業で北条家の名前が何人か出てくるかと思います。特に有名なのが2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主人公となった北条義時やその親族の北条時政・北条時房・北条泰時などではないでしょうか。彼らは鎌倉初期のメンバーですが、鎌倉滅亡の時期になると北条高時が教科書に出てきたのでないでしょうか。
高時は今回の主人公である北条時行の父親で、14代執権でしたが、足利氏に攻められ幕府滅亡。鎌倉・東勝寺で自害をしています。太平記によるとその時、一族や家臣など800人以上が共に自害したという話も残っており、子供心にとても印象に残っていました。
しかし、その息子が北条時行であり、生き延びていた事や、諏訪に保護されていたことは私は今まで知りませんでした。最初、アニメは完全な架空の人物の話なのかと思いきや調べてみると登場人物やストーリーは実際に歴史史料に残っていることをベースにされている。それに漫画・アニメとしてフィクションも合わせておもしろいストーリーになっています。
北条時行は幼い頃諏訪に保護され、そして鎌倉奪還を目指す強い武将になっていくのです。
アニメの場面
感想
まず日本史ストーリーなので楽しいのですが、絵も綺麗。合戦シーンなどは正直結構残虐なので韓国Netflixではところどころモザイクがかかっていました。私はどんなにみたい映画やアニメでも怖いシーンがあると見られないタイプなのでその辺はモザイクのおかげでギリギリ見られた感じでしたがw でも激動の時代の中でもギャグシーンも多く、主人公を匿い育てる諏訪頼重がイケメンにも関わらずかなりのおもしろキャラなので見ていて楽しいです。現在Netflixでも見られますので是非〜!
関連動画
何も知識がない状態でアニメを楽しむのもよし、いろいろ知ってみたい方は以下の動画もあります。
⬇主人公時行についてわかりやすい動画
⬇日本中世史専門の先生による講義