韓国産後ヘルパー制度~①行政へ支援金を申請する方法~

韓国生活手帳

韓国では産後調理院という産後のケア施設が有名ですが、他には産後ヘルパーという制度があります。これは家に産後ヘルパーさんが来てくれて、母親のケア・育児・家事をしてくれるというもの! 調理院を使わずに産後ヘルパーだけを使う人もいれば、調理院退所後にさらに産後ヘルパーを使う人もいます。

産後ヘルパー、使うかどうか迷った

産後調理院は迷わず契約したのですが、さらに産後ヘルパーを使う気は最初ありませんでした。日本では産後ケア施設を使うことがあまり無いですよね?産後は実家にお世話になる人も多いけど、家で自分でやってる人もいるし。。。調理院に2週間もいるんだから、別に大丈夫じゃない?って思ってました。(←過去の自分をぶったたきたいw)

ただ、夫がヘルパーも使った方がいいんじゃないかと一言。

そうなのか。。。と、その日からヘルパーの利用もちょっと考えてみることにしました。確かに海外に住んでいるので実家からは来れないし、義実家は育児忘れちゃってるモード。夫の育休も多くはない。ワンオペになるのは目に見えてる。

でも、安くはない調理院も行くのにヘルパーもか~と、お金のこともあるし、果たしてどんな人がくるかわからないし迷いました。

NAVERカフェに聞いてみた

韓国には、NAVERカフェというネット掲示板があります。そこに韓国のママ達が登録している掲示板があるので私も加入し、そこで質問してみることにしました。第1子で誰かが一緒に子育てをできる状況では無いことを書くと、多くの韓国ママから「絶対ヘルパー使った方がいいよ」とのアドバイスが^^::ということで、経験者の声を信じることにしました。

産後ヘルパー利用料!国からの支援金がでます

産後ヘルパーを使うことに決めたら「住んでいる地域に利用料の支援金手続きをする&産後ケアヘルパーの派遣会社を決める」必要があります。まず支援金についてです。

ソウル市の場合ですが、各区の保健所のホームページに入ると妊娠出産に関するページがあります。

↑江東区(カンドング)の保健所サイト( https://www.gangdong.go.kr/health/site/main/content/GD20010400 )の場合。

 

↑ 蘆原区(ノウォング)の保健所サイト( https://www.nowon.kr/health/healthIncrz/healthIncrz1/healthIncrz1_04.jsp )の場合。

 

まずここで注目すべきは「出産するすべての人が対象」というところ。妊娠・出産・育児に関する支援金やサポートの福祉の分野では、所得によって基準があり、一定の所得以上は支援を受けられないものも多いです。ただ、この産後ヘルパーの利用料の支援金制度は支援金額に差はあれど収入に関係なく受けられるのです。

サイトに必要書類が書いてあるのでチェックしつつ、掲載されている電話番号に念のため連絡もして確認するといいです。

私の場合以下の書類が必要でした。

・妊娠確認書(임신확인서)か母子手帳(산모수집)※名前と出産予定日がわかるように

・戸籍謄本(등본)※夫が出力するとママになる自分の名前がでているはず

・外国人登録証(외국인등록증)

ちなみに妊娠中はトラブルがつきもの。自分で行けない場合は、夫が行けばいいですが委任状が必要とのことですので確認してみてください。

外国人は保健所に行かないと登録できない

産後ヘルパーの支援金の申請は、通常は복지로 ( http://www.bokjiro.go.kr/nwel/bokjiroMain.do )というサイトからできるのですが、その時に使う実名認証というシステムが外国人は使えないんです。(余談ですが、失業保険の申請の時も実名認証のせいでオンラインで申し込みできずオフラインの説明会に行きました泣)

保健所の人が一度まずオンラインでやってみて、ダメだったら保健所にきてね~と言ってたのでやってみたら案の定だめ。コロナが流行中なので保健所に行くのはちょっと抵抗があったのですが、しかたないので大きなお腹を抱えて散歩がてら行ってきました。引っ越しがあり産前と産後で居住区が変わる事情があったのですが、申請時時点で住んでいる区の保健所に来るように言われました。

かなり引きこもり生活だったので、保健所の外に設置されたコロナの検査所や待機している救急車などを見ると、やはり今の世界の現状を目の当たりにしたという感じで緊張感がただよいました。

保健所の中は人がほぼいなくて、小さな事務所のような雰囲気。担当の方に必要な書類を渡すと、すぐに自分が支援金を何パーセント受けれるレベルなのが見てオッケーをもらえ、以下の書類を受け取りました。(区によっては2-3日かかると言われたけど即決でした)。

・Aー統合ー1型に認定されました。

・平日のみ、5日間・10日間・15日間で選べます ※私は15日間にしました

・支援額:15日の場合は、1,034,000ウォン

・本人負担額:15日の場合は、706,000ウォン

・支払いの仕方:支援額は、国民幸福カード(妊娠したら作ることになります。詳細はこちら☞https://kankokuwoyuku.com/korean_livinglnformation/5783/  )にバウチャーで入金されるので、毎日毎日産後ヘルパーさんにカード決済してもらいます。残りの本人負担額は、産後ヘルパー派遣会社にサービスを受ける前に直接銀行振込で入金します。

・産後ヘルパー斡旋会社の決め方 ※別途ブログに書きます。

・利用可能期間:出産日から60日以内に含まれていなければならず、60日を超えるとバウチャーが消滅します。


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