エッセイ:スマホがない時代にソウルをさまよった珍道中

■トジョンの日々(日記)

海外旅行に行ったことがあればほとんどの人が経験済みだとは思うが、世界各国で電源プラグの穴の形や位置は異なっている。ちなみに日本はAタイプ、韓国はA、C、SEだ。でも韓国でAタイプを見ることはほぼ無く、私の経験では日本人が多く宿泊するホテルや日系のホテルでしか見たことがない。当然、Cが挿せる変換プラグを買うことになる。

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今は海外に行く人も多く、外国人も増えたし、ネットショップも普通なので、変換プラグ買うのはそんなに大変では無いと思う。でも、私が留学生の時は違った。

韓国の長期留学が始まった時、下宿先で同じ時期に下宿に入り友達になった子が、変換プラグが無かったか足りないだかで一緒に買いに行くことになった。

最初は別の目的があって、中古携帯を買いに行こうと出かけたのだが、月2回しかない店の定休日に行ってしまい、やることもなくなってしまったので急遽プラグを探しに行くことになったのだ。

当時、自分たちが知る限りでは、日本で買ってくるか、空港で買ってくるか、市内なら大型の電子商街に行くかしか方法はなかった。でも、目の前の電子商街は今日は閉まっている。とりあえず外国人観光客に有名な東大門のミリオレあたりに行けばあるかなと思った私たちは再び電車に乗り込むことにした。

が、乗り込んだ2号線の電車は、ソウルではあまり多くない途中で行き先が2方向に分かれるタイプの電車だったのである。

今乗ってるのはどっちに行く電車?!携帯はまだ買えてないし、スマホもない時代。しかも韓国に来て日も浅い。

とりあえず分岐点の駅について駅名表示に目をこらすと、行きたくない方向にいく列車ではないか!急いで降りて違うホームに移動して一安心。

来た電車に乗ってしゃべってたら・・・さっき最初に電車に乗った駅に戻ってる!どうやら逆方向にまた乗ってたよう。

なんだかんだで東大門のミリオレにつくが、周辺にもミリオレにもプラグがなく・・・お土産屋さんのおばさんに絵なんかもかきながら一生懸命聞いたら、ここにはないけど、バスで2つ先の停留所の前にたくさん電気屋さんがあると、親切にたくさんメモしてくれた。

そのメモをたよりに再び出発!が、いきなりバス停が見つからない。売店のおばちゃんに聞くと、逆方向に歩いていた。今はアプリがあるのでどこでも行けるけど、スマホがない時期はこんなふうに街をよくさまよっていた。

バスを降りるとそこは・・・。完全に問屋街。多分、プロの電気関係の人しか来ない雰囲気。

それでも思い切って店に飛び込むと、違うプラグが出てきた。次に少し大きい店に飛び込むと、また違うプラグが出てきた。でも、もう少し粘ると、取り扱いのあるお店を知っていると言い出した。地図とお店の名前を書いてくれたのでまた探す。

なかなか見つからない。近くの店のおじさんがまた詳しく説明してくれる。やっとの思いで店を見つけ、無事買うことができた。しかも、問屋価格なのか激安だった。

感想:変換プラグ1個買うのも、こんなだったんです。毎回勉強だったなあ。そしてみんな街の人々が親切で感動した。ちなみにその日は、帰りの電車も逆方向のホームに降りたり、また降りなきゃ行けない駅を通過してしてしまったり、てんやわんやで下宿に帰りましたとさ。とほほ。


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