ソウルで新居を構える時に助かる「新婚夫婦賃借保証金利子支援事業」

■韓国生活手帳

いきなりですけど、家、高くないですか?!w

東京も狭いマンションでもこんな高いの~?って思う物件多いですけど、韓国ソウルもとにかく家が高い!!でも、韓国で生活するとなると、やはりソウルになる場合が多いですよね? あ、韓国では新郎の親が住宅資金を出してくれることも多いようですが、そんなあなたはこの記事読まなくていいです、なんてねwww 自分たちの通帳残高とにらめっこしながら、これからソウルで新婚生活を始めようと思っているという方、我が家では「新婚夫婦賃借保証金利子支援事業」を利用したので参考にしてください^^

※2018年に利用しましたので、ローンの条件が変わっている場合もあります。また、かなり複雑なので外国人の私が理解した内容は少し相違がある場合もあります。ただ、このローンシステムは存在しますので、まずは大体この記事に頭にいれていただき、韓国人配偶者とよく調べていただきますようお願いいたします。また、家賃などの金額は個人情報のため説明のために仮に設定しています。

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ウォルセ、チョンセという賃貸システム

韓国では、基本的に家を借りる時、そのお金の払い方によってウォルセとチョンセに分かれます。

ウォルセは月の家賃を払わなくてはならず、さらに入居の際に保証金というまとまったお金が必要になります。例えば、以前紹介した家の場合、入居時に保証金1000万ウォンを払い、毎月の家賃は35万ウォンでした。もちろん35万ウォンは日本の家賃と同じで戻ってきません。その代わり保証金1000万ウォンは退去時にそのまま戻ってきます。

ただ、この時借りられたのは4坪くらいの部屋で2人暮らしには不向きです。では、もう少し広いウォルセにするとしましょう。いきなり、たいして広くないのに保証金が何千万ウォンにもなり、でもウォルセなので月々の家賃まで払うことになります。さらに、ウォルセ制度は保証金を多く大家に預けるほど月々の家賃が安くなるのですが、まず多額の保証金の準備がきついんだよ!って場合がほとんだと思います。

さて、次はチョンセですが、これは保証金よりもはるかに高い多額のお金を大家に預けることで、月々の家賃がなくなります。例えばですが、2億ウォンくらいを入居時に預ければ、退去時にそのまま戻ってきます。以下のようになります。

・4坪ワンルーム:ウォルセ/保証金1000万ウォン/月家賃35万ウォン
・20坪スリールーム:チョンセ/保証金2億3500万ウォン/月家賃無し

まず2人で住むのには、15坪前後のツールームくらいからでも余裕なので、20坪近くならかなり快適です!さらに、月の家賃がないなら嬉しいですよね?で、ここで唯一問題になるのが、2億3500万ウォンをどう準備するかなのです。例えば、2億借りられれば、簡単に考えてこうなります。

・2億を銀行から借りる⇒入居時に大家に預ける☞退去時に銀行に返す
・3500万ウォンは自分たちで準備する
・2億についての利息だけを、毎月銀行に払う。退去時に2億は、そのまま銀行に返せば、利息はそこで終了。

銀行の一般的な住宅ローンは?

まず、一番はじめになんとなく頭に浮かぶのが銀行の普通の住宅ローンだと思います。ただ、問題は2億3500万ウォンになるべく近い額を借りた時に、利子が高くて困ること。月々の生活費でかかりそうなお金を考えても難しい。しかも、せっかく月々の家賃がないチョンセに住んでいるのに、銀行に払う利子が高いのは癪です。

有名な버팀목전세자금は?

住宅都市基金がやっている「ポティンモッ チョンセ資金」というのが、チョンセで家を借りる際に有名なローンです。(詳細⇒http://nhuf.molit.go.kr/FP/FP05/FP0502/FP05020101.jsp )新婚の場合は利子も少なくなりますし、使っている方は多いと思います。

ただ、注意したいのが世帯収入に上限があること。夫婦でフルタイム正社員をしていたら、超えてしまう場合もあるような額が上限なので対象にならない場合があるんです。

あと、我が家がひっかかったのが、今はどうか分かりませんが「外国人配偶者の場合、婚姻届けをすでに出していないといけない」と言われたのです。韓国では、式の前に婚姻届けを出すことを嫌うご両親がちょっと多いです。なので、家の準備⇒結婚式⇒婚姻届けの流れを考えていたので、これで借りることはできませんでした。

そこで利用した「新婚夫婦賃借保証金利子支援事業」

前置きが長くなりましたが、新婚夫婦賃借保証金利子支援事業(신혼부부 임차보증금 이자지원사업)というのが比較的新しい制度です。(詳細⇒ http://housing.seoul.go.kr/site/main/content/sh01_0400800  )

新婚夫婦が使えて、利子が安いこと、借りる家のチョンセ額の最大90%も借りられること、世帯収入の上限がポティンモッよりもけっこう上なのでそれを超える夫婦はあまりいないんじゃないかということ、外国人配偶者でも結婚の予定が決まっていればいいこと(私は結婚式場の契約書などがあればOKでした)がメリットです!

これが通れば、一例として以下のようになります。

・20坪スリールーム:チョンセ/保証金2億3500万ウォン/月家賃無し/利息月32万ウォン程

ということは、保証金1000万ウォンで月35万ウォンを払って4坪の部屋にしか住めないのに、ローンを組めば月32万ウォン程の出費で20坪のスリールームに住めてしまうわけです。

銀行で事前審査しよう

ローンがいくら出るのかわからないのに、いくらの家を借りられるのか見当がつかないと困りますよね?ローンが最大2億でても、残りの足りない額は自分たちのお金から払うんですから。なので、前もって必要書類を準備して銀行にいくと、100%確実とは言えなくても、いくらまでもらえるか確認できます。私たちは実際に新居を契約する4~5か月くらい前に銀行に行って確認してもらいました。

物件を選ぶときに注意したい不法拡大物件

ちょっと怖いのが、物件を契約してからローンを申請し、通過したらそのお金が本契約日(通常は入居日)に銀行から大家さんに直接お金が預けられるんです。で、物件探しの時に、不動産やさんにローンを使って入居するって伝えた方がいいです。中には、ローンでの入居はお断りの方がいます。

それよりも、韓国の場合、不法建築物件が意外と多いんです。不法拡大(불법확장)といって、一度建築してから物件登録をして、ある程度期間をおいたら追加で家を拡大しちゃうらしいです。で、誰かが不法拡大を指摘して申告すると、不動産の台帳?に申告を受けた物件だと書いてあるそうです。そうするとローンが下りないです。

不動産屋さんに行くと、物件の情報が細かく記された登記内容を印刷してもううことができるのですが、不法拡大の申告についてはそこに書いてないらしくて(-_-;) 私たちの場合、すごいナイスな不動産屋さんのおじさんで、気に入った物件があって契約しようと思っていたら、不法申告を受けた物件だとわかったのでやめたほうがいいです!って教えてくれたんです><

それで、そんなこともあるのか~!!!となり、また別の物件で気に入ったのがあったときに、今度は自ら、不法拡大ではないか聞いてみたんです。そしたら、その家も不法拡大とのこと!!なので、その家も諦めたことがありました。

他にも、근린생활시설に登録されているとローンが下りないとか・・・訳わかんないのも出てきたので、ちゃんとサイトで調べましょうw

物件が決まったら申請

서울주거포털 사이트 (http://housing.seoul.go.kr)から、必要書類を提出して結果を待ちましょう~!私たちは8月に物件契約して、9月入居でした。

 

ちょっと長くなりましたが、最新情報は専門サイトを見てよく調べてくださいね~!! みなさんがいい新婚生活をスタートできるように応援しています^^


<トジョンのライター担当サイト>
海外旅行情報 エイビーロード
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