さようならF-2ビザ

■ビザ・出入国

9年前、苦労して取得したF-2ビザに別れを告げる日が来ました。結論としては永住権を視野に、まずはF-6結婚移民ビザに変更することにしたためです。

F-2ビザ取得の思い出

F2ビザは居住ビザと言い、就業ビザや留学ビザよりももっといいものです。なぜいいかと言うと以下の心配が無くなるのです。

  • 留学ビザは学校に所属していない状態になると期日までに出国しなくてはならない。
  • 就業ビザも会社に所属していない状態になると期日までに出国しなくてはならない。
  • 就業や留学ビザは有効期間が1年とか短く、面倒である。

特に2番目の就業ビザが、仕事をする上でやっぱ結構気になるところ。というのも、就業ビザはビザを出してくれた会社に基本的には所属していなくてはなりません。なので転職するのが難しいのです。転職先がまたビザを出してくれるような会社なら、また希望はありますが、ビザを出せる会社は少ない(出入国管理の条件が厳しい&結婚移民とか多いからその人を採用すればいいと思って面倒なビザの準備はやってくれない)ので、転職先も狭められてしまいます。

居住ビザになれば、会社とは関係ないので、途中で転職しても問題なし。そして人によりますが3年〜5年という長い期間有効なものが発行されます。(私が知っている限りでは、F2を更新する場合は、フリーランスとかではなく会社に社員として契約していないといけないそうなので、詳しくは出入国管理事務所に確認してください。)

私の場合は、9年前にF2ビザ取得の新しい制度「点数制居住VISA」というのができて、学歴や職歴、韓国語能力などを総合的に点数で評価して一定の点数を超えるとF2ビザがもらえるようになったので、それを取得しました。

点数が基準を超えるために、社会統合プログラムという韓国語の授業を50時間も受けたのですが、月曜から金曜は会社、土日は授業ってのを1ヶ月くらいやりました(スケジュール似合わせて平日にやるプログラムもあった気がします。私は土日しかできなかったので)。めちゃくちゃハードだったけど、久しぶりに色んな国の方々と授業受けて、語学堂みたいで楽しかったです。

まあ、そんなこんなで取得したビザを2回延長してついに3回目の更新の時期を迎えたのが今回だったわけです。

結婚VISAに変えるべきか否か

3回目の更新を迎えたたのですが、上記にもあるように、更新時期にまた会社に社員として雇用されていたので、更新は可能では?という状況ではあったのですが、以下の2点を理由に結婚VISAに変えることにしました。

  • 点数制居住ビザの条件に変更があり、更新が難しくなった友人がいたので、なんかめんどくさそうと思ったw
  • 永住権を目指すには、居住ビザからよりも結婚VISAからの方が目指しやすい。(これが1番の理由)

居住VISAから永住権をとるのが難しい理由

永住権申請には、やはり条件や審査があるのですが、1番引っかかるのは年収です。居住ビザから永住権VISAに変更を希望する場合、韓国の1年の平均所得基準のようなものが存在するのですが、それの2倍を自分ひとりで稼いでないといけないのです(つまり、世帯収入ではなくというう事です)。

だいたい、年俸3500万ウォンがその基準になっており、2倍となると年俸7000万ウォン。日本円にすると年収が700万以上ないといけないのです。これは正直難しい。韓国で仕事している方や求人を見ている方はご存知だとは思いますが、日本人の求人は正社員で年俸2500万ウォンくらいなんて大量にあるし、最近は良くて3000万〜4500万です。それ以上もらってる方ももちろんいますが、かなーり狭き門です。まあ、日本住んでても、なかなか700万円とか難しいですよね。

でも、結婚VISAから永住権の変更なら、様々条件はありますが、年収はさっきの基準額になってる3500万くらいを世帯収入で取得していればいいことになるのです。なので、夫がそれくらい稼いでいたり、共働きでその金額を超えればOK!

居住VISAから結婚VISA変更の書類は?

まあそういうことで、永住権をとろうかと思っている私には、今後も居住VISAを持っているメリットを感じませんでした。変な話、結婚VISAってことは夫との関係が切れたら帰国しないとなの?ってこともありますが、それは様々な条件が関わって来るらしくVISAが延長できる場合とできない場合もあるようですが。

とりあえずVISAはとにかく条件や必要書類がコロコロ変わるので、出入国管理案内、1345に電話して最新情報を聞くようにしましょう!今回は電話で問い合せた結果、必要書類の詳細をまとめた文書をメールに送ってくれました。そしてそれを確認し、ちょっと複雑だったので、電話で必要な書類をもう1回口頭で言ってもらって、準備しました。

結婚背景陳述書とか、外国人配偶者招聘に関する書類とかがおもしろかったですね。どこで出会ったのかとか、今まで他の人と婚姻関係にあったのかとか細かく記入する必要がありました。また必須では無いけど家族写真の提出も求められます。基本的にはビザ取得のための偽装結婚ではないかのチェックが出入国管理局ではしたい訳なので、そういうものが多いのだと思います。

以前よりほんとハイテクand改善された出入国管理局

今出入国管理局に行くのは基本的にネット予約になっていて、サイトで予約してから行けるようになっています。なので待ち時間も大分カットできるようになりました。以前はただ行くしかないので2-3時間待ちで、待ち時間が長すぎて私は寝てたこともありましたw

また、とっても親切になったなと思います。出入国管理という厳しく外国籍の人々の行動をチェックする必要があるから仕方ないとはいえ、以前は私たちの扱いが虫ケラのようだった…w 今は入口にも案内デスクができてたし、電話での案内も優しく親切になりました。

また、今回ハイテクだなーと思ったのが印紙の買い方。数年前までは、まさに印紙であり、専用窓口で切手のようなものを買って申請書の一部分に貼り付けたりしたのですが、なんかすごいスピードで印刷された紙をくれて終了。

そして手数料や、発行された外国人登録証を家に届けてくれる決済は、特殊な銀行のATM機みたいなのが新たに設置されていて、パスポートをかざして代金を払えばOKというなんともスムーズな方法になってました。かっこいいw

まとめ

ということで、無事に申請が終了し、2週間くらいで自宅に新しい外国人登録証が書留で届きました。有効期限は3年間ということで、永住権は結婚VISA所有歴が2年以上にならないといけないのでそれまで待って、次は永住権を目指してみようと思いますー

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